制御技術開発

1948年創業のDMG森精機は、競合他社との差別化戦略を徹底し、高い評価を確立してきた世界屈指の工作機械メーカーです。

2009年には、同じく工作機械ビジネスにおいて150年の歴史を持つドイツ・ギルデマイスター社と業務・資本提携を締結。切削型工作機械の世界シェアNo.1を誇るグローバルトップ企業となりました。日本とドイツの技術を融合した高性能・高効率な工作機械は、新技術開発をリードする国や地域を中心に、あらゆる業界、多種多様な企業から信頼を得ています。

当社は2008年、森精機製作所(現・DMG森精機)との業務・資本提携を開始いたしました。創業以来培ってきた制御、通信、画像処理など幅広い領域にわたる技術やノウハウを生かし、工作機械分野における画期的なシステム、ソフトウェアなどを次々と開発し、世界の製造業にイノベーションを起こす原動力となり、大きな期待に応え続けています。

工作機械イメージ
制御ソフトイメージ

AI チップリムーバル

AIチップリムーバルはAI(人工知能)により工作機械の加工中に発生する切りくずを自動除去する機能です。加工室内の撮影、切りくず堆積状況の分析、最適な洗浄方法の検出、切りくず除去の実行を行い、加工室内の切りくずを効率的に除去します。

AIチップリムーバルでは、加工室内に設置された2台の高性能カメラにより、加工室内全体を高精細画質で撮影します。続いて、多様な機内環境を学習すること で高い判別能力を備えたAIがこの画像から切りくずの位置と量を判別します。切りくずの堆積場所や状況に合わせ、クーラント洗浄の要、不要を自動判別し、クーラントの吐出量を最適な状態に制御し自動で堆積物を除去します。

AIチップリムーバルは自動化システムを利用するユーザーに対し、加工中に発生する切りくずによる機械停止や加工不良を防ぎ、生産現場の省人化・効率化を実現します。

AIチップリムーバル
AIチップリムーバル